その他のご質問

    悉皆(しっかい)とはどういう意味ですか?
    「悉」は「ことごとく」、「皆」は「みな」で、「呉服に関すること全て」という意味になります。
    特に、経験と職人さんとのネットワークが必要な洗張りや染替え等のお手入れの仕事を「悉皆業」といって「呉服業」とは分けて考えられていました。

    悉皆屋から始まり呉服を扱うようになった歴史が、現在の京やの強みになっているのです。

    「呉服」と「和服」の違いは何ですか?
    「呉服」は大変古い言葉です。
    呉(クレ)服(ハタオリ[機織り])=「クレハトリ」が語源で、上質な絹織物、または絹織物の技術者の意味になります。

    「和服」は、明治時代になって、洋服がはいってきてから区別するために、生まれた言葉です。
    また、絹以外の木綿や麻、ウールは生地が厚く反物の巻きが太いことから 「太物屋」が扱っていました。
    現在は「呉服屋」が全て担っています。

    結婚式に参列します。「よいコーディネート」を教えてください。
    季節や式場の雰囲気、どのようなお立場で参列されるのか等、TPOに合わせることが「よいコーディネート」になります。

    「高価で立派な着物」より「TPOに合った着物」をコーディネートされてはいかがでしょうか。

    京やでは、お客様の着物や帯・小物などを拝見させて頂きアドバイスもさせて頂いております(無料)。

    着物の決まりごとが嫌いです。自由にコーディネートしたいのですが…。
    着物もファッションです。
    普段着・お洒落着の「自由なコーディネート」は新しい流行を生む可能性もあり良いと思います。
    ただし、洋装のドレスコードのように、着物にあるのが「決まりごと」です。

    「決まりごと」は、格式や他の方との協調などが必要な場合(例えば、結婚式などの冠婚葬祭や茶会・格式あるパーティーなど)に自信を持ってお召しになる「安心の枠(わく)」のようなものだとお考えになってはいかがでしょうか。