お手入れに関するご質問

    着物にシミを見つけました。どうすればよいでしょうか?
    お手入れをお考えの場合、まず実際に拝見させて頂きたいと思います。
    「いつ」「何が」「どういう状態で」付いたシミなのかが分からなければ、正確な金額をお出しすることは難しいです。
    新しいシミ、古いシミ、汚れの範囲、色ヤケの具合など総合的に判断させて頂く必要がございます。
    ご相談しながら最善の方法とお見積もり、加工期間をご提案させて頂きます。その後、お客様のご判断で「する」「しない」をお決め下さい。
    相談無料です。

    くわしくは、こちらのページをご覧ください。

    お手入れの目安を教えてください。
    京やがおすすめしておりますのが、12年以内に34回お召しになった後のお手入れです。
    特別なシミが無い場合でも、通常の汚れ(衿、袖口、裾)の早めのお手入れは着物を傷めず長持ちさせる秘訣です。

    くわしくは、こちらのページをご覧ください。

    着物のお手入れはおいくらですか?
    お手入れをお考えの場合、まず実際に拝見させて頂きたいと思います。
    参考までに、12年もしくは34回の着用後で特別なシミがない場合小紋の着物(袷)のお手入れ 1枚 [丸生洗い]8400円(税込み)です。

    30年前の着物の胴裏(どうら)が茶色に変色しています。保管が悪かったのでしょうか?
    当時の胴裏(袷(あわせ)着物の裏地)用の羽二重(はぶたえ)は正絹(絹100%)ですが糊の成分が多く残留していて、その糊が数十年経って茶色に変色するようです。
    大切に保管されていてもなる場合が多いです。

    とは言いましても、胴裏は袖の振りや脇(身八つ口(みやつぐち))から見えてしまいます。
    表地が使えるようでしたら思い切って「洗張り」をして生地を活かし、胴裏を新しく取替えて仕立て直すと着物が甦ります。

    「洗張り」と「丸洗い」はどう違うの?
    「洗張り」は縫製を解いてから反物の状態にして、主に水で洗います。
    洗ってから張り板や伸子(しんし)で張ってふ糊で仕上げることから「洗張り」というそうです。

    「丸洗い」は呉服専門店では「丸生洗(まるいきあらい)」といいます。
    着物の形のままの状態で、着物専用の特殊なドライ洗浄液で洗います。
    京やでは、汚れやシミの状態に合わせたお手入れをご提案させて頂いております。

    着物の保管のコツはありますか?
    住宅構造の変化と、ウールの着物が減り絹が着物素材の中心になった現在では、 防虫剤も大切ですが、「湿気」による黄変やカビなどのご相談が多いため、 マメな「乾燥剤」の入替をおすすめしております。 大切な着物のためには、年に12回の「虫干し」が最も効果的ですが、 実際には時間と手間が大変です。

    そこで京やでは、お忙しい方のために簡易版「寒干し」をおすすめしております。
    冬の乾燥した天気の良い日にタンスの引出しを引き抜いて風を通し、 乾燥剤や匂袋の入替をします。
    同時にタンスの中も風を通し乾燥させます。
    着物を吊るしたり畳んだりしなくても、効果がございます。
    大切な着物のためにも是非!

    シルクのブラウスは染められますか?
    申し訳ございませんが、洋服はお取り扱いしておりません。

    譲り受けた着物が小さいようなのですが、使えますか?
    京やには着物を活かす経験と職人さんの技術がございます。
    生地の強度や寸法などを考慮して、よりよく活かしたいと考えております。
    生地の「やり繰り」をすれば着物やコート、またはショールやバックなどに活かすことが出来るか知れません。

    是非、ご相談ください。

    シミ抜きは京やでしているのですか?
    京やが自分でシミ抜きをするわけではございません。
    お預かりしたお客様のシミや汚れを拝見して、シミの性質や状態、生地や染め加工等から判断して、最適の職人さんに依頼致します。

    現在京やの職人さんネットワークでは、「しみ抜き」だけで6件の職人さんがそれぞれの熟練の技を使い頑張ってくれています。